保育目標・内容
ひよこ組(6ヶ月未満)
保育目標:個々の生活リズムを整え、基本的な生活習慣を養う。
発達の特徴:首がすわり手足の動きが活発になり、寝返り、腹ばいなど全身の動きが活発になる。
視覚・聴覚などの感覚の発達も著しい。
1. | 保健的で安全な環境を作り、常に体の状態を細かく観察し、疾病や異常は早く発見し、快適に生活できるようにする。 |
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2. | 一人一人の子どもの生活リズムを重視して、食欲・睡眠・排泄等の生理的欲求を満たし、生命の保持と生活の安全を図る。 |
3. | 一人一人の子どもの状態に応じて、スキンシップを十分にとりながら、心身ともに快適な状態を作り、情緒の安定を図る。 |
4. | 個人差に応じて授乳を行ない、離乳を進めて穏やかな発育・発達を促す。 |
5. | 安全で活動しやすい環境の下で寝返りや腹ばい等運動的な活動を促す。 |
6. | 笑ったり、泣いたりする子どもの状態に優しく応え、発声に応答しながら喃語を育む。 |
7. | 安心できる人物、物的環境の中で、聞く・見る・触れる等感覚の動きが豊かになるようにする。 |
ひよこ組(1年3ヶ月未満)
発達の特徴:離乳食から幼児食へ。言葉の発生。座る、はう、立つ、つたい歩きなどの運動機能が発達する。
1. | 一人一人の子どもの生理的欲求や甘え等の依存欲求を満たし、生命の保持と情緒の安定を図る。 |
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2. | 安心できる保育士との関係の下で、食事・排泄等の活動を通して自分でしようとする気持ちが芽生える。 |
3. | 安全で活動しやすい環境の中で、自由に体を動かすことを楽しむ。 |
4. | 離乳を進め様々な食品に慣れさせながら、幼児食への移行を図る。 |
5. | 優しく語りかけたり、発声や喃語に応答したりして、発語の意欲を育てる。 |
6. | 絵本、玩具等に興味を持って、それらを使った遊びを楽しむ。 |
7. | 身近な音楽に親しみ、それに合わせた身体の動きを楽しむ。 |
りす組(1歳3ヶ月~2歳まで)
保育目標:安心できる保育者との関係の下で自分でしようとする気持ちが芽生える。
発達の特徴:歩く、押す、つまむ、めくるなど様々な運動機能が発達する。言葉の習得・友だちへの関心
1. | 保健的で安全な環境をつくり、体の状態を細かく観察し、疾病や異常の発見に努め、快適に生活できるようにする。 |
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2. | 一人一人の子どもの発達リズムを重視して、食欲・睡眠・排泄等の生理的欲求を満たし、生命の保持と生活の安全を図る。 |
3. | 一人一人の子どもの甘えなどの依存欲求を満たし、情緒の安定を図る。 |
4. | 姿勢を変えたり、移動したり様々な身体活動を十分に行えるように、安全で活動しやすい環境を整える。 |
5. | 保育士との応答的な関わりの中で発語が促され、言葉を使うことを楽しむ。 |
6. | 聞く・見る・触るなどの経験を通して、感覚や手や指の機能を働かそうとする。 |
7. | 絵本や玩具、身近な生活用具が用意された中で、身の回りのものに対する興味や好奇心が芽生える。 |
ぱんだ組(2歳)
保育目標:衛生的で安全な環境で心身共に快適な生活を送る。
発達の特徴:歩く、走る、跳ぶなどの基本的な運動機能が発達する。模倣活動・表現活動の芽生え
1. | 保健的で安全な環境を作り、快適に生活できるようにする。 |
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2. | 安心できる保育士との関係の下で、食事・排泄等の簡単な身の回りの活動を自分でしようとする。 |
3. | 身の回りに様々な人がいることを知り、徐々に友だちと関わって遊ぶ楽しさを味わう。 |
4. | 保育士と一緒に人や動物などの模倣をしたり、経験したことを思い浮かべたりして、ごっこ遊びを楽しむ。 |
5. | 興味のあることや、経験したこと等を生活や遊びの中で、保育士と共に好きな様に表現する。 |
うさぎ組(3歳)
保育目標:保育者や友だちと遊ぶ中で自分のしたい事、言いたい事を言葉や行動で表現する
発達の特徴:基本的生活習慣の形成・集団生活への適応の初歩。基本的な運動機能が伸びる。
≪基本的事項≫ | 食事、排泄、睡眠、休息など生理的欲求が適切に満たされ快適な生活や遊びができるようにする。 |
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≪健 康≫ | 外で十分身体を動かしたり、様々な遊具や用具などを使った運動や遊びを楽しむ。 |
≪人間 関係≫ | 友だちとごっこ遊び等を楽しむ。 |
≪環 境≫ | 身近な人々の生活を取り入れたごっこ遊びを楽しむ。 |
≪言 葉≫ | 自分の思ったことや感じたことを言葉に表し、保育士や友だちと言葉のやり取りを楽しむ。 |
≪表 現≫ | 音楽に親しみ、聞いたり、歌ったり、身体を動かしたり、簡単なリズム楽器を鳴らしたりして楽しむ。 |
きりん組(4歳)
保育目標:保育者や友だちと一緒に遊びながらつながりを広げ、集団としての行動ができるようになる。
発達の特徴:充実感の体験・自立の態度。全身のバランスをとる能力が発達。
≪基本的事項≫ | 食事、排泄、睡眠、休息など生理的欲求が適切に満たされ快適な生活や遊びができるようにする。 |
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≪健 康≫ | 食べ慣れないものや嫌なものでも少しずつ食べようとする。 |
≪人間 関係≫ | 身の回りの人に、いたわりや思いやりの気持ちを持つ。 |
≪環 境≫ | 自然や身近な事物、事象にふれ、興味や関心を深める。 |
≪言 葉≫ | 人の話を聞いたり、自分の経験したことや思っていることを話したりして、言葉で伝える楽しさを味わう。 |
≪表 現≫ | 童話、絵本、視聴覚教材などを見たり、聞いたりして、イメージを広げ、描いたり作ったり様々にして表現してあそぶ。 |
ぞう組(5歳)
保育目標:生活や遊びの中で一つの目標に向かい、力を合わせて活動し達成感や充実感をみんなで味わう。
発達の特徴:自立、自信の態度・生活範囲の拡大。社会生活に必要な基本的な力を身に付けていく。
≪基本的事項≫ | 食事、排泄、睡眠、休息など生理的欲求が適切に満たされ快適な生活や遊びができるようにする。 |
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≪健 康≫ | うがい、手洗いの意味がわかり、体や身の回りを清潔にする。 |
≪人間 関係≫ | 簡単なきまりをつくり出したりして、友だちと一緒に遊びを発展させる。 |
≪環 境≫ | 自然や身近な事物、事象に興味を持ち、それを遊びに取り入れ、作ったり、工夫したりする。 |
≪言 葉≫ | 童話や詩など聞いたり、自ら表現したりして、言葉の面白さや美しさに興味を持つ。 |
≪表 現≫ | 音楽に親しみ、みんなと一緒に聞いたり歌ったり、踊ったり楽器をひいたりして、音色の美しさやリズムの楽しさを味わう。 |